60代でやってくる「実家じまい」。慌てないための心構え ♯270

親が長生きする時代になり、いざ実家を相続するころには、子どもの側もすでに60代——そんなケースが当たり前になってきました。自分の家も古くなり、子も独立した頃に、築年数のたった実家がもう一軒。正直、扱いに困る人は少なくないと思います。

「住む・貸す・手放す」の現実

すでに別の場所で暮らしていると、実家に戻って住むのは現実的でないことが多いもの。古い家を快適に直すには費用がかさみ、賃貸に出すにも、よほどの立地でなければ借り手は見つかりません。結局、兄弟の誰もが「いらない」となり、売却=「実家じまい」を選ぶ家庭が増えています。これは特別なことではなく、多くの人が向き合う今どきの課題なのです。

価値があってもなくても悩ましい

売れにくい地方の物件なら、空き家問題に詳しい専門家の力が頼りになります。逆に価値の高い都心の実家でも、分け方を巡って兄弟で意見が割れがち。共有名義はトラブルの先送りになりやすく、結局は売って現金で分けるしかなくなることも多いようです。

親が元気なうちにできること

いちばん大切なのは、親が元気なうちに家族で話しておくこと。お金の話は切り出しにくいものですが、お盆や正月など集まる機会を使い、資産や実家をどうしたいかを共有するところから始めたいですね。あわせて、土地の境界や私道の有無、名義の状況など「実家の現状」も確認を。先延ばしにするほど打てる手は減っていきます。

相続は単なる手続きではなく、家族の未来を守る準備そのもの。私も学び直すなかで一冊の入門書に助けられました。気になる方は下のリンクからのぞいてみてください。

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