独身・DINKsが知っておきたいお金の備え方|保険・投資・老後のリアル ♯179

「余裕があるはず」なのに貯まらない理由

独身やDINKs(子どものいない共働き夫婦)は、可処分所得が多いイメージを

持たれがちです。しかし実際には「なかなかお金が貯まらない」と悩んでいる方が

意外と多いのではないでしょうか。

大きな要因として挙げられるのが、貯蓄のゴール設定が曖昧になりやすいという点です。

子育て世帯であれば教育費という明確なマイルストーンがありますが、独身・DINKs

の場合は目標が「老後」一択になりがちで、あまりにも先のことに感じてしまいます。

その結果、日常の支出管理が緩みやすく、思ったほど資産が積み上がらないという

状況に陥りやすいのです。

老後に待ち受ける「生活費」と「介護費」の現実

自由に使えるお金が多い分、生活レベルは自然と上がっていきます。

問題は、その水準を引退後も維持しようとすると、貯蓄の減りが想像以上に早くなることです。

一度慣れた暮らしのレベルを落とすのは、精神的にもかなりハードルが高いものです。

さらに見落とせないのが介護コスト。頼れる子どもがいない場合、外部の介護サービス

に依存する可能性が高まります。施設入居なら月額12万円超、在宅介護でも

月5万円近くの費用がかかるというデータもあり、介護期間が平均5年ほど

続くことを考えると、トータルで数百万円規模の出費を覚悟しておく必要があるでしょう。

また、DINKsの場合はパートナーに万が一のことがあれば、収入が半減するリスクも

抱えています。「ひとりになっても大丈夫」な状態を今のうちから整えておくことが重要です。

まずやるべきは「お金の仕分け」

具体的なアクションとして、最初に取り組みたいのが家計の棚卸しです。

家計簿アプリなどを使って収支を可視化し、固定費→変動費の順にムダを削っていきましょう。

そのうえで、手元資金を次の3カテゴリーに振り分けます。

  • 生活防衛資金(生活費の3〜6か月分)→ すぐ引き出せる普通預金へ
  • 中期資金(数年内に使う予定のあるお金)→ 定期預金や個人向け国債へ
  • 余裕資金(当面使い道のないお金)→ 資産運用へ

20〜40代なら運用期間を長く取れるため、新NISAのつみたて投資枠

時間を味方につけるのが合理的です。さらにiDeCoを併用すれば、

掛け金が全額所得控除になるため、節税しながら老後資産を着実に育てられます。

保険は「収入が途絶えるリスク」に絞って選ぶ

資産形成と並行して、保険による備えも検討しましょう。

特に注目したいのは、病気やケガで働けなくなった場合に給付を受けられる

就業不能保険や、治療が長期化しやすいがん保険です。

DINKsであれば、合理的に死亡保障を確保できる収入保障保険も候補に入ります。

ただし加入前に、勤務先の福利厚生でどこまでカバーされるかを必ず確認してください。

ライフプランの自由度が高いからこそ、計画的な備えが将来の安心を大きく左右します。

まずはシミュレーションツールなどを活用して、自分の未来のお金を「見える化」

するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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