初心者がつまずかない「インデックスファンド」の選び方を整理してみた ♯271

「投資を始めるなら、まずインデックスファンドから」——よく聞く言葉ですが、いざ買おうとすると、似たような商品がずらりと並んでいて面食らいます。私も最初はどれを選べばいいのか途方に暮れました。そこで、自分なりに選び方の筋道を整理してみたので、共有します。

まずは「インデックス型」か「アクティブ型」か

投資信託には大きく二つのタイプがあります。市場全体の動き(指数)に連動することを目指す「インデックス型」と、それを上回る成績を狙って独自に運用する「アクティブ型」です。

短い期間ならアクティブ型が勝つこともありますが、長く持つほどインデックス型が上回りやすい、という傾向が知られています。理由のひとつがコストです。投資信託には保有しているあいだずっとかかる「信託報酬」があり、これはインデックス型のほうが低めの傾向。わずかな差に見えても、10年20年と積み重なると、ボディブローのようにじわじわ効いてきます。だからこそ、長期の資産形成ではインデックス型を軸に据えるのが理にかなっていると感じました。

「どの指数に連動するか」で性格が決まる

インデックス型のいいところは、選びやすさです。投資したい対象(日本株なのか、世界株なのか)が決まれば、それに対応する代表的な指数がだいたい決まっているからです。

たとえば日本株なら、よくニュースで聞く平均株価の指数や、市場全体を広く映す指数があります。米国株や先進国株、新興国株、全世界株にも、それぞれ代表的な指数が存在します。長期でリターンを狙うなら、債券より株式の指数のほうが期待値は高め。株価は長い目で見れば経済の成長を映すといわれるので、成長する地域に投資できれば、その果実を受け取れる、という発想です。

「世界全体」という選択肢

とはいえ、この先10年20年でどの国が伸びるかを当てるのは至難の業です。そこで私が魅力を感じたのが、世界全体の株式に広く投資するタイプ。世界経済は長期的に拡大を続けてきたので、これからも成長する可能性は高いと考えられます。

「いちばん伸びる国を当てる」のは難しくても、「平均的に高めのリターンが取れればいい」と割り切るなら、全世界に分散するインデックスファンドは有力な選択肢になります。世界全体を対象にした代表的な指数はいくつかあり、カバーする銘柄の広さに違いはありますが、いずれも米国の比率が高めになっている点は知っておくとよいでしょう。実際、多くの人が選んでいるのも、米国株中心のものと全世界型のファンドだという印象です。

同じ指数なら、ここで差がつく

ここが一番のポイントです。同じ指数に連動するファンドは、いろいろな運用会社から数多く売られています。値動きはほぼ同じになるので、迷ったらまず信託報酬が低いものを選ぶ。コストが低いほど指数への連動性が高まり、結果としてリターンも残りやすくなるからです。

コストが横並びなら、次は純資産総額が大きいものを。規模が大きいほど、資金の出入りによる運用への影響が小さく、安定しやすいとされています。「低コスト→大規模」の順でふるいにかける、と覚えておくと選びやすいはずです。

NISAのつみたて枠とも相性がいい

利用者が増えているNISAのつみたて投資枠でも、こうしたインデックスファンドが対象商品の中心を占めています。これは偶然ではなく、値動きの分かりやすさやコストの低さが初心者に向いている、という考え方が制度設計に反映された結果だそうです。一定以下の低コストという条件が付けられているのも、長期・積立・分散にふさわしい商品を選びやすくするため、というわけですね。

初心者に限らず、長く付き合う資産運用にとって、インデックスファンドは扱いやすい道具だと思います。選ぶときは、目論見書や運用レポートで、どの指数に連動するのか、コストはどのくらいか、純資産総額や中身の構成はどうかを確認し、リスクとリターンのバランスを見て決めるのがおすすめです。

私自身、こうした基礎を学び直してから、ようやく自分の判断で商品を選べるようになりました。最初の一歩で迷っているなら、投資の入門書やオンライン講座で土台を作ると、商品選びの霧がぐっと晴れます。気になる方は、下のリンクから内容だけでものぞいてみてください。

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