住宅ローンを組むとき、元金均等返済と元利均等返済のどっちにするか迷う人は多いはず。毎月の返済額だけで選ぶと、金利が上がったときに「想定と違う…」となる可能性もある。両者の違いと金利上昇時の動きを、2026年10月時点の情報で整理してみた。
元金均等返済と元利均等返済の違い
返済額だけで選んでいませんか?
多くの人が知らない落とし穴は、「総返済額」と「毎月の負担感」が別物という点だ。
2つの方式を表で比較
元金均等返済は、毎月返す元金が一定の方式。元利均等返済は、元金と利息の合計(返済額)が一定の方式だ。
| 項目 | 元金均等返済 | 元利均等返済 |
|---|---|---|
| 毎月の返済額 | 初期が高く、徐々に減る | 金利が変わらなければ一定 |
| 総返済額 | 一般的に少なめ | 一般的に多め |
| 特徴 | 審査の収入要件が高くなる場合あり | 返済計画を立てやすい |
試算の一例を挙げる。借入3,000万円・35年・金利1%固定とすると、総返済額は元金均等返済が約3,526万円、元利均等返済が約3,557万円。差は約30万円が目安だ。※条件により変わり、結果には個人差がある。
初期負担の重さに注意
元金均等返済は、返済開始当初の負担が大きい。年収基準が高くなり、希望額を借りにくい場合もある。
▶ 自分の条件での返済額は、住宅金融支援機構の返済シミュレーションで確認してみてほしい。
金利上昇時の元利均等返済
変動金利で金利が上がったら?
もし変動金利で借りるなら、今すぐ確認したい3つのポイントがある。どちらの方式でも、金利が上がれば基本的に返済額は増える可能性がある。
元利均等返済のルールを確認
- 5年ルール:金利が変わっても、5年間は返済額を据え置く仕組み
- 125%ルール:5年ごとの見直し時、新しい返済額を従来の125%までに抑える仕組み
- 未払利息:金利が大幅に上がると、利息が返済額を上回って発生する場合がある
元金均等返済は反応が早い
元金の減りが速いため、総返済額の増え方は緩やかになりやすい。ただし、上記2ルールがない金融機関が多く、金利上昇が毎月の返済額に反映されやすい。初期に金利が上がると、初回より返済額が高くなる可能性もある。
▶ ルールの有無は金融機関で異なる。借入先の公式サイトで確認してほしい。
まとめ
- 元金均等返済は総返済額が少なめだが、初期負担が重い
- 元利均等返済は返済計画を立てやすいが、総返済額は多めになる
- 2つのルールは総返済額を軽くする仕組みではない
- 最終的には家計の余力と金利タイプで検討する
よくある質問
Q. 結局どっちが得?
A. 一概には言えない。家計の状況や金利の動きで変わるため、複数条件で試算してほしい。
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※最新情報は各金融機関および金融庁の公式サイトをご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の契約を推奨するものではない。将来の金利は変動する可能性がある。

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