セカンドライフの住まい、どう選ぶ?知っておきたい3つの選択肢 ♯168

人生の後半戦をどこで、どのように暮らすか——これは誰もが避けて通れないテーマです。

住まいの選択は単なる「住所の問題」ではなく、自分らしい暮らし方そのものを左右します。

近年、高齢者向けの住まいは種類も数も増えており、選択肢が広がっている今だからこそ、

それぞれの特徴を押さえておきたいところです。

施設数は右肩上がり、特に伸びているのは?

高齢者向け住宅の中でも、ここ10年で急激に数を伸ばしているのが

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。

2012年時点では約950施設だったものが、2022年には8,000施設を超え、

およそ8.5倍にまで拡大しました。国の政策として高齢者の自立支援を

推進してきた影響が大きいと考えられます。

有料老人ホームも同じ期間で約3倍に増加しており、介護ニーズの高まりに応える

受け皿として存在感を強めています。一方でケアハウス(軽費老人ホーム)

ほぼ横ばいの推移にとどまっており、自治体の財政事情や施設の位置づけが

影響しているようです。

3タイプの住まい、それぞれの特徴を整理

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

比較的元気なシニアが、自分のペースで生活を続けたいときに適した選択肢がサ高住です。

バリアフリー設計の賃貸住宅で、安否確認と生活相談のサービスが標準で付帯されています。

原則60歳以上であれば入居可能で、軽度の介護が必要な方にも対応しているケースが

多い点が魅力でしょう。ただし、介護度が重くなった場合には転居を検

討しなければならない場合もあるため、その点は事前に確認しておく必要があります。

有料老人ホーム

食事や入浴、排せつの介助といった介護サービスから、掃除・洗濯などの生活支援まで、

包括的なケアを受けられるのが有料老人ホームの強みです。

「介護付き」「住宅型」「健康型」の3タイプに分かれており、自立した方から

手厚い介護が必要な方まで、幅広い状態像に対応できる設計になっています。

費用面はサ高住やケアハウスと比べると高めの傾向があるものの、サービスの充実度で

選ぶ方も少なくありません。

ケアハウス(軽費老人ホーム)

経済的な負担を抑えながら安心できる住まいを確保したい方にとって、ケアハウスは

心強い存在です。自治体や社会福祉法人が運営しているため費用が比較的低く

設定されており、食事の提供や相談支援も受けられます。「自立型」と「介護型」の

2種類があり、所得が低い高齢者にとっては貴重な選択肢となっています。

早めの情報収集がカギになる

「まだ先の話」と思いがちな住まい選びですが、いざというときに慌てないためにも、

元気なうちから情報を集めておくことが大切です。自分自身の価値観や将来の暮らしを

イメージしながら、家族とも話し合っておくと安心感が違います。

選択肢を知っているだけで、人生後半の計画はぐっと具体的になるはずです。

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