お子さんの進学が決まると、真っ先に頭をよぎるのが「お金の問題」ではないでしょうか。
教育資金の調達手段として代表的なのが奨学金と教育ローンですが、
この二つは性質がかなり異なります。違いを正しく理解した上で、
上手に組み合わせることが大切です。
奨学金だけでは入学金に間に合わない?
奨学金には返済不要の給付型と、将来返す必要がある貸与型が存在します。
日本学生支援機構の貸与型には無利息の第一種と有利息の第二種があり、
いずれも毎月定額で振り込まれる仕組みです。
ここで見落としがちなのが、奨学金の支給開始は入学後になるケースがほとんど
という点。
つまり、合格直後に求められる入学金の支払いには間に合わない可能性が高いのです。
このタイミングのギャップを埋めてくれるのが教育ローンといえます。
国の教育ローンの概要
日本政策金融公庫が提供する国の教育ローンは、子ども1人あたり最大350万円
(条件次第で450万円)まで借入可能で、返済期間は最長18年に設定されています。
入学金はもちろん、授業料や通学にかかる諸費用など用途が幅広い点も魅力です。
さらに、在学中は利息のみを支払う「元金据置」を選ぶことで、月々の負担を
抑えられます(据置期間は最長5年)。奨学金との併用もできるため、
状況に応じて柔軟に資金計画を立てられるでしょう。
なお、奨学金の名義人は学生本人であるのに対し、教育ローンは原則として
保護者が名義人となります。
返済義務を負う人が異なる点は、しっかり把握しておきたいところです。
申し込みから融資までの流れ
国の教育ローンをWebで申し込む場合、メールアドレスの登録後に必要事項を入力し、
住民票の写しや源泉徴収票、学校の証明書類などをアップロードします。
オンライン手続きが難しければ、支店窓口で書類を受け取って郵送する方法も用意されています。
注意したいのは審査に3週間〜1カ月ほどかかるということ。審査通過後も
入金まで一定の期間が必要になるため、「合格してから考えよう」では
遅い場合があります。進学先の候補が固まった段階で早めに動き出すのが得策です。
まとめ
民間の金融機関にも多様な教育ローン商品があり、金利や返済条件はそれぞれ異なります。
複数を比較検討しながら、奨学金との併用も視野に入れて、無理のない資金計画を
組み立ててみてください。早めの情報収集が、進学シーズンの安心につながるはずです。

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