新NISAを味方につける!恒久化時代の賢い資産づくりガイド ♯173

そもそも新NISAで何が変わった?

2024年にスタートした新NISA。従来の制度から大きくアップデートされ、

個人の資産形成がぐっとやりやすくなりました。

押さえておきたいポイントは主に4つです。

  • 非課税期間が無期限に――以前は5年・20年といった縛りがありましたが、今後はずっと非課税のまま保有できます
  • 年間の投資上限が拡大――つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円で、年間最大360万円まで投資可能に
  • 生涯の非課税枠が1,800万円に――うち成長投資枠は1,200万円が上限です
  • 売却後に非課税枠が復活――翌年以降、使った枠を再び利用できる仕組みが加わりました

本来なら売却益や配当金には約20.3%の税金が発生しますが、新NISAの枠内であれば

利益がまるごと手元に残ります。これは長期で運用するほど、大きな差になってきます。

また、旧制度では「一般NISA」と「つみたてNISA」の同時利用ができませんでした。

新制度ではこの制限が撤廃され、2つの枠を自由に組み合わせられるようになった点も

見逃せません。

数字が物語る「投資への関心の高まり」

金融庁のデータによると、2024年末の新NISA口座数は約2,560万。

前年末の旧NISA口座数と比べて約14%の伸びを示しています。

買い付け金額にいたっては約52.7兆円と、40%超の増加です。

口座を開設するだけでなく、実際にお金を動かしている人が急増している――

これは「投資は特別なものではない」という意識が着実に広がっている証拠でしょう。

初心者がまず取り組むべきこと

投資にまだ慣れていない方は、つみたて投資枠からスタートするのが堅実です。

つみたて投資枠で購入できるのは、金融庁が定めた基準をクリアした

約300本の投資信託。プロが複数の資産を組み合わせて運用してくれるため、

値動きのブレを抑えやすいのが魅力です。

毎月一定額を自動で積み立てる設定にしておけば、相場を気にして一喜一憂する必要も

ありません。少額から始められるので、まずは無理のない金額で「投資する習慣」を

つくることが大切です。

経験を積んだら成長投資枠にもチャレンジ

ある程度の運用経験を積んだら、成長投資枠の活用も視野に入れてみてください。

こちらは上場株式やETF、REITなど、投資先の選択肢がぐんと広がります。

年間240万円までまとまった資金を投じられるため、リターンのスケールも大きくなり得ます。

ただし、選べる商品が増えるぶん、銘柄選定や売り時の判断といった手間は避けられません。

国内外の株式・債券それぞれのリスクとリターンをしっかり把握し、生活防衛資金を

確保したうえで余裕資金を充てるのが鉄則です。

最後に意識したい3つのキーワード

資産形成で成果を出すカギは、「長期・積立・分散」に尽きます。

マーケットが荒れると不安になるのは自然なことですが、短期の値動きを

正確に読み切るのはプロでも至難の業。

一定額をコツコツ積み立て、時間を味方につけることで、価格変動リスクは

着実にならされていきます。

新NISAは、まさにこの「長期・積立・分散」を実践するために設計された制度です。

焦らず、自分のペースで、将来の自分への仕送りを始めてみてはいかがでしょうか。

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