敷金とは(賃貸借契約の初期費用) #6

 賃貸物件を探す時に、だいたいついてくるのが「敷金」です。

借主が入居する際に貸主へ預けて、退去時にクリーニング代に充当するものです。

通常は賃料の1か月分、ファミリータイプだと2ヶ月預かるケースもあります。

契約期間に関わらず、預けても利息は付きません。

 クリーニング代や借主負担分を差し引いて、残金がある場合は返金となりますが、

足りない場合は追加で入金する必要があります。

通常通り使っている分には問題ないですが、室内で喫煙したり壁に穴をあけたり

借主に過失がある場合、請求されます。

 壁紙(クロス)の貼替は1㎡あたり1,000円前後のため、6帖のお部屋を全部貼り替えると

3万円前後です。広めのリビングや廊下など、専有部分全体の貼替となると10万円以上かかる

こともあります。喫煙はなるべく避けましょう。

 また、稀に家賃滞納があった際に充当するケースもあります。これは貸主側に権利があり

借主側が主張することはできません。

ここ最近は初期費用を下げるために「敷金0」で募集している物件も増えていますが、その場合は

契約金の中に「退去時のクリーニング代」が入ってきます。敷金もなくクリーニング代も預かっていないと

万が一、夜逃げなどがあった場合に貸主側が負担することになるからです。

敷金0だからといって初期費用が安くなるわけではないので、あらかじめご了承くださいね!

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