宅地建物取引士(関連資格) #48

 不動産関連の資格と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが「宅地建物取引士」です。

宅建と略されることが多いですが、元々は宅地建物取引主任者という名称でした。

士業への格上げにより、ここ何年かは宅地建物取引士として業務にあたります。

 各事業所ごとに5人に1人配置する必要があるため、人数が多いお店はその分多くの

宅建士が必要です。

資格手当がつく会社も多く、収入UPが見込めます。私の肌感覚では仲介専門の会社は

30,000円前後、ハウスメーカー系の持っていて当たり前という社員が多い会社は

無し~5,000円と少額ではないかと感じています。

本試験は10月第3日曜日、合格発表は6週間後の水曜日となっています。

全50問で約7割(35点前後)で合格となりますが、その年によって基準が変わります。

1~2点のボーダーラインには毎年2万人前後がひしめき合っており、合格発表までの

日数がとてつもなく長く感じます。

 また一般的には知られていませんが、不動産業者には優先的に「5問免除」の制度が

存在します。開催場所で2日間(8時間×2)缶詰になりますが、本試験の時事ネタが

出題される問46~問50が免除で、試験会場も5問免除の方は別の教室へご案内となります。

費用は15,000円前後で面倒ですが、本試験のアドバンテージとして本気で受かりたい方は

受けておいた方が良いでしょう。

 極稀に本試験で「ボツ問題」が出ることがあります。これは問題の質というよりは、

日本語の解釈の問題で、答えが2つになったり解答に当てはまるものがなくなったりする

現象です。ちなみに私が受かった年の前年にこれが起こりました。しかも問47で…

各教育機関の合格推定ラインは35点が一番多く、私も35点だったためボーダーですが

一途の望みを持っておりました。しかし合格発表の際に、私が免除になった問題でボツが

出たのです。よって全員1点上がり合格ラインは「36点」となりました。1点差で不合格

となった私はそこから3日酔いするほど酒を飲み、忘れることにして次の週からは気持ちを

入れ替えて翌年合格することができました。

自らの生活のためにも、早めに取得して活かしていきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました