独身世帯やDINKsにとって、50代は「終活」を意識し始める大切な節目です。
年齢を重ねるにつれ、頼れる家族や友人が減り、社会的に孤立するリスクは
誰にでも起こり得ます。
2024年の警察庁データでは、警察が取り扱った死亡者約20万4千人のうち、
一人暮らしで自宅で息を引き取った方は約7万6千人にのぼりました。
発見までの期間を見ると、当日・翌日が約4割である一方、1週間以上経過してから
見つかったケースも2万人超。発見が遅れれば遺体の損傷が進み、住居の原状回復が
極めて難しくなるだけでなく、近隣や行政、不動産関係者など多方面に影響が及びます。
自分らしい最期を迎え、周囲への負担を最小限にするためにも、早めの備えが欠かせません。
元気なうちに押さえたい2つの準備
①身元保証人の確保
入院や施設入所の際には身元保証人・引受人が求められます。
頼める相手が見つからない場合は、成年後見制度の活用を検討しましょう。
判断能力があるうちに自分で後見人を指定できる「任意後見」と、裁判所が選任する
「法定後見」の2種類があり、それぞれ対象者や権限の範囲が異なります。
地域包括支援センターや社会福祉協議会へ早めに相談しておくと安心です。
②身辺整理とエンディングノートの作成
遺品整理には想像以上の費用と労力がかかります。持ち物を計画的に減らしつつ、
財産・連絡先・希望する葬儀形式などをエンディングノートや遺言書にまとめておけば、
残された方の負担を大幅に軽減できるでしょう。
「まだ先の話」と思いがちですが、心身ともに余裕のある今こそ、終活の第一歩を
踏み出してみてはいかがでしょうか。

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